ウエスト・ヴィレッジ
ブラウンストーンの街並み、ろうそくの灯る店内、そして夕食こそが本題だという空気。
ウエスト・ヴィレッジは映画や小説の中のニューヨークです。碁盤の目に従わない細い通り、非常階段のついたレンガの家、そしてほとんどどの角にもいいレストランがあります。カップルに一番向いていて、ホテルを出たその先に夜が始まります。食前酒、小さなダイニング、ジャズバー、あるいはドアを開けたままの最後の一杯。その一方で、遠慮なく高価です。スイートに払わない限り部屋はたいてい狭く、買うのは広さではなく雰囲気です。朝はコーヒーとハドソン川沿いの散歩にちょうどいい静けさで、週末にはブランチの行列、ベビーカー、買い物客がやって来ます。長い夕食とゆっくりした散歩のための2〜3泊の拠点として考え、チェックリストの旅にはしないでください。ブロードウェイや大きな美術館が目的なら、ここに泊まってアップタウンへ通う形が合っています。
うまくいくこと
- マンハッタンでは貴重な、本当に住宅街らしい落ち着き
- 数ブロック内に優れたレストランとカフェがそろう
- 端にはハドソン・リバー・パークとハイライン
- ソーホー、チェルシー、ミートパッキング地区へ歩いて行ける
うまくいかないこと
- ダウンタウンでも特に高い部屋
- エリア内に地下鉄駅が少なく、歩く前提になる
- 週末のブランチ行列とバーの人出
- 価格の割に部屋が狭いことが多い
地元流のひと手間
静けさが欲しいなら、HudsonとBleeckerの間の裏通りを選び、7th Avenue Southのバーが並ぶ一帯を避けてください。夕食は早めに予約するか、早い時間に行きましょう。人気店はどこも席が少ないです。日没には西の川へ歩き、戻りは大通りではなく住宅街を通ってください。
移動
Christopher Street–Sheridan Squareの1/2番線、14th Street–8th AvenueのA/C/E線、6番街のF/M線で、街のほとんどに1〜2本で行けます。ただし界隈そのものは歩いて回る場所です。西端にはハドソン・リバー・パークとハイラインがあり、ソーホー、チェルシー、ミートパッキング地区へも徒歩圏内です。ダウンタウンの短い移動は、車より歩くほうが速いです。
治安
マンハッタンでも特に安心できるエリアのひとつです。住宅街の通りは明るく、歩道には人の気配があり、地元の目もよく行き届いています。週末の夜の人出やバーの列ではスマホのひったくりに注意し、深夜の静かな通りでは普段どおりの注意力を。主な悩みは犯罪ではなく、バーと配送トラックの音です。
ウエスト・ヴィレッジの候補4件
各価格帯に強い候補をひとつ。表示価格は目安で、リアルタイムではありません。
The Standard, High Line
ウエスト・ヴィレッジの端、ミートパッキング地区にある宿です。大きな窓、目の前のハイライン、そして常に賑わうロビーがあります。西向きの高層階を希望してください。眺めこそがこの値段の理由です。
The Marlton Hotel
8th Streetにある、パリの雰囲気を持つ小さなホテル。暖炉のあるロビーと、小さく美しいバーがあります。部屋は広くなく、コンパクトで愛らしい作りです。この住所が何よりの価値です。
Washington Square Hotel
ワシントン・スクエア側の、頼れるお手頃宿です。質素でも管理の行き届いた部屋、小さなレストランがあり、公園と地下鉄がすぐそばです。部屋は狭くシンプル。デザインではなく、価格と立地のために予約してください。
Walker Hotel Greenwich Village
13th Streetにある1920年代風のブティックホテル。雰囲気のあるカクテルバーと、当時の建築の細部が残っています。部屋は狭いものの、この建物ならではの個性はチェーンには真似できません。
料金は標準ダブルルームのUSD目安です。季節、イベント、予約時期によって変わります。